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2024/04/20 22:14 |
骨をアクセサリーとして付ける覚悟
 探し始めて何日か。ようやく、納得のいく数珠を探すことができました。

 普通の仏教の数珠でなくて、チベット密教の数珠なんですけどね……お値段は3000円くらい。手数料とか入れたら3500円くらいでしょうか。
 なんか、手数料安くね?と思った人もいると思いますが、メール便指定ができたので、それにしたんです。メール便って、紛失したりしない?って不安になると思いますが、私が今まで結構な時間通販を利用していた限りでは、紛失は一回もありませんでした。
 ただ、母が化粧品を買った時、ショップから「荷物が分からなくなったと宅配便から連絡がありました。新しいものを再度送ります」という連絡が来たそうで、通販での紛失もあるんだなあと思いました。こればかりは運ですね。

 で、紛失した荷物は結局見つからなかったそうです。通販ってこういうこともあるんだよ、ということで。

 さて、数珠ですが、ヤクという牛の仲間の家畜の骨でできているそうです。こういう所、日本人の考えと似ていますが、「利用する所があるなら徹底的に利用する。破棄なんてもったいない」という感覚からきているのかもしれません。鯨なんて、西洋では頭の油だけとってぽいっとしていたのに対して、日本は肉はもちろん骨やヒゲまでリサイクルして、戒名まで付けて神様と崇めていたそうですし。
 だから、西洋とは基本的な考えがそもそも違うんですよね。最近、シーシェパードとかグリーンピースとかいう海洋ヤクザが因縁つけてきていますが、そもそも日本人が何故鯨を食べ、骨やヒゲまで利用していたのか、そこまで調べて、それでも「鯨漁はいけない!」と言っている人は少ないような気がします。

 数珠の話とそれました。パワーストーン業界でも、「革は動物の死体だから良くないんじゃないの?」という話が出てきますが、犠牲になった動物に敬意を表して使うなら問題ないと思います。骨だって同じです。人は、肉を食べなければ生きて行けません。だから、日本人は「(あなたの命を)頂きます」と一言お祈りをして、動物の肉を食べるんです。骨や皮だって、ただ捨てられるよりは使ってあげた方が供養になると思います。私の価値観ですけどね。

 また、骨を使うのは、「メメント・モリ」の考えに似ています。動物は死んだら必ず骨になる。人だってそれは一緒です。誰だっていつかは死ぬんです。その「いつか来る日」を忘れずに生きて行くことが大事なんじゃないかなあと。
 こういうのって、例えば命にかかわる大病になるとかでないと、なかなか想像できないと思います。普通に仕事をして、帰ってきて、ビールでも開けて、寝る。それの繰り返しをしていると、どうもそういうことを忘れがちですが、動物も人も死ぬんです。死んだ時にお金は持って行けませんし、スーツも着て行けません。
 
 一番身近な、ペットのことを考えてください。猫や犬は生きて20年。あと20年しか一緒にいられません。

 私だって、80歳まで生きると考えたら、残り50年です。それも、病気や事故がなかったらの話です。本当は、明日無事に過ごせるか、いや、1秒後に生きていられるかすら怪しいところです。

 あはは、数珠買ったからか、なんか説教くさくなってしまいましたね。総括すると、「いつ死んでもいいようにしましょう。その決意表明のために私は骨を付けます」ということですね。
 ちなみに、数珠本体は来るまで3日くらいかかります。なので、今は手元にない状態です。しかも、まだ金払ってない。明日払ってきます。

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2013/05/21 00:39 | Comments(0) | ウッドビーズなど

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