魔法石の庭

　パワーストーンのブログをやっていて、「石の声が聞こえる」とかのたまっている私ですが、いわゆる「霊感」というものはないに等しいのです。

　じゃあ、どうして石の声は聞こえるのか。それは、はっきり言って「幻聴なんじゃないの？」という身も蓋もない結論に至るのですが、ちょっと考えてみましょう。

　とあるドラマでのセリフなのですが、「幽霊は会いたい人の元にやってくる」というのがありました。要するに、「幽霊が見たい！」と思うと霊感というものは研ぎ澄まされて見えるとか聞こえるようになるとか。

　まあ、友達にいわゆる霊感持ちの子もいますし、身内でもそういう勘の鋭い人もいるので、私は結構そういうのは信じる方です。いや、信じたいのかもしれません。

　ということは、ですよ。「私自身が石の声を聞きたいと思ったから石の声が聞こえるようになった」という結論に達しませんか？

　つまり、「石の声聞きたいなあ」という人がいたら、ひたすらそう思って石と接触していれば、そのうち声、というか気持ちの塊みたいなのがすーっと体に入ってくるのを感じられるようになると思います。
　私の場合、はっきり「声」として聞こえるのは稀で、大抵「石の気持ち」のようなものが体に重なって入ってくるように感じるのです。ブログに書くときは、それをパズルのように言語化（石に対して「この文章で間違ってない？」と聞きながら言葉にあてはめていく感じ）しています。

　そう言うわけで、私は「石の声」というものは誰でも聞こえるものだと思っています。皆、その素質はあるものだと。だから、私自身を特別だとか思ったことは一度もありませんね。逆に、「石の声が聞こえるってすごいね」と言われると、「え！？あなたも聞こえるよ？」と思ってしまいます。
　石の声を聞くということは、誰にでもできると断言してもいいです。特別な修行などは要りません。ただ、石に対して「意識のあるもの」と心から信じて向きあい、「あなたの声が聞きたいな」と念じていれば、必ず石も答えてくれます。

　……しかし、石の中にもなかなか話してくれない石とかもあります。特に、ジュエリーとして売られていた石なんかは、私の場合聞こえづらい感じはしますね。
　まあ、それも相性の問題です。石は、きっとある日当たり前のように話してくれますよ。

[22回]